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☆C型慢性肝炎とはどんな病気か

 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染し、肝機能の異常が持続的に続く病気です。通常、6カ月以上にわたって肝炎が続く場合を慢性肝炎といいます。


ウイルスに感染後、急性肝炎を発症しても、ほとんど症状は現れません。しかし、無治療だと約7割でウイルスは排除されず持続感染に移行します。この状態になると自然治癒するのは極めてまれで、大部分の人が慢性肝炎になります。


C型慢性肝炎ではHCV抗体が陽性を示します。日本国内でHCV抗体が陽性の人は、150~200万人いると推測されています。年齢は40代以上に多く、輸血などの医療行為による感染が背景にあることが知られています。


C型慢性肝炎は、放置すると肝硬変(かんこうへん)や肝がんに移行する危険のある病気です。しかしその進行はゆるやかで、C型慢性肝炎だけでは命にかかわることはありませんが、放っておくと10~30年かけて確実に肝硬変、肝がんへと進行していきます。現在、肝がんの約8割でHCV抗体が陽性です。