大田区西馬込の歯科・歯医者なら長谷川歯科クリニック(インプラント、審美歯科、ホワイトニング)

☆抜歯やインプラントで問題となるウイルス肝炎(B型)とはどんな感染症か?

 B型肝炎ウイルス(HBV)の初感染による感染症です。

HBVの構造は、表面をHBs抗原がおおい、内部にHBc抗原があり、そのなかにDNA遺伝子が入っています。


感染源はHBVを含む血液や体液です。感染経路としては、輸血、母児間感染、血液がついた注射針による誤刺入、性行為などがあります。輸血による感染は、献血血液のHBVのスクリーニング(ふるい分け)検査により、母児間感染はHBs抗体含有ガンマグロブリンとHBワクチンにより感染を防ぐことができます。

近年、性感染症としてのB型急性肝炎が多くなっています。

歯科治療で問題となるのは、抜歯やインプラントの時です。治療時に出血が止まらないことが一番の問題です。僅かな傷でもダラダラと出血して中々止血しません。基本的には、肝炎の場合はインプラントは禁忌です。術者の立場で言うと、感染対策です。